人生は総合力|若い頃にはなかなか気づかなかったこと


息子の厳しくて純粋な戦いの場所から日常に戻り、一日が立ちました。

小さい頃から、ただ純粋にひたむきに競技頂点を目指し、大学進学も競技進学と一直線に生きている彼なので、東日本チャンプになれたのは、大きな弾みになると思います。

指導者や関係者の方々も…

「尋常でない速度で進化している」

「まだ伸びしろ自体がみえない」

と言ってくださるので、今後が楽しみです。

本人も、進学して以降、一日も休まず月~日まで、つまり週7回練習をしており、監督との保護者面談でも…

「彼は何かを背負っているのか?」

と聞かれました。

単純に、目標を持った人生を背負っているんでしょうが。

僕自身、競技者としては決して一流ではありませんが、若い頃から20年…

まわりから「頭がおかしい」と言われる程度に突き詰めてきましたので、彼の思考は痛いほどわかります。

若い頃は、競技勝利そのものしか見えませんが、実際に勝利していくためには、競技能力のほか、家族であったり、友人であったり、無形のものも大切です。

そして、若い頃は「汚い」と感じていた「お金」も非常に重要です。

頂点領域で競技活動をするためには、どんなに節約しても、驚くくらいお金が必要になります。

結局、人生の勝敗は総合力、そして、成すための覚悟ですね。

なので、僕は自分自身の能力…

仕事で得た知識や、競技実績などを踏み台にして、息子が戦うために必要なお金を稼いでいきます。

誰が何と言おうが、石を投げられようが、それが親としての責任ですから。

年明けには、全日本選手権に臨む息子…

東日本大会に出場しない、前年の全日本メダリスト四名が最大の壁になります。

すでに、試合翌日から練習に参加し、撃墜体制に入ったようです。