ニワトリって何から進化した鳥でどんな種類や鳴き方があるの?
来年は酉年ですが、そもそもニワトリってどんな鳥を家禽化したものなのか、また、どんな種類があって鳴き方をするのか、気になったので調べてみました。
■ニワトリってどんな鳥?
●野生種のセキショクヤケイ+近縁種が交雑してできた
※画像引用Wikipedia
ニワトリ(漢字:鶏・学名:Gallus gallus domesticus)は、世界中で食用・採卵用に養鶏されています。
その起源に関する研究のなかでも一番有力とされているのが、中国南部~フィリピン・マレーシアといった東南アジアの熱帯雨林に生息するセキショクヤケイ(漢字:赤色野鶏・学名:Gallus gallus)に近縁種の ハイイロヤケイ・セイロンヤケイ・アオエリヤケイなどが交雑し、それを人間が家禽化したという説です。
その時期については紀元前8000年~4000年と諸説ありますが、いずれにせよ東南アジア地域をルーツとして世界各地に広がっていきました。
■ニワトリの種類って?
●卵用品種・肉用品種・卵肉兼用品種・観賞用品種の4系統がある
ニワトリの種類とよく言われますが、ニワトリはニワトリで同一種ですので、生物学的に正しくはニワトリの品種です。
プロブロガーになる前は生物の学芸員だったので間違いありません。
さて、ニワトリの品種には大きく4つの系統があり、それは、①卵用品種、②肉用品種、③卵肉兼用品種、④観賞用品種です。
●卵用品種の代表品種
もっとも有名な卵用品種がおなじみの白色レグホーンですね。
茶玉を産むのはこちらのボリスブラウンです。
●肉用品種の代表品種
※画像引用:Wikipedia
肉用品種は知らない人がいないほど有名なブロイラーが代表品種です。ブロイラーは飼育方法の名称ではなく品種名なんですね。
※画像引用:Wikipedia
こちらもよく知られている肉用品種が軍鶏です。闘鶏にも使われます。
このほかにも、国内の品種では、南部地鶏、比内地鶏、伊達地鶏、大山地どり、阿波尾鶏、土佐地鶏、みやざき地頭鶏、天草大王、薩摩地鶏などが有名ですが、産地が九州・四国に多いのは、やはりニワトリが本来南方種だからでしょう。
●卵肉兼用品種の代表品種
※画像引用:Wikipedia
卵肉兼用品種で圧倒的な知名度とブランド力を誇るのが、こちらの名古屋コーチンですね。
●観賞用品種の代表品種
※画像引用:Wikipedia
観賞用品種・ペットとして人気の品種がチャボです。品評会やコンテストなども開催されています。
※画像引用:Wikipedia
また、特別天然記念物にも指定されているのが、高知県の特産品種であるオナガドリ(長尾鶏)です。
■ニワトリの鳴き方って?
●世界各地で表現が違う
ニワトリの鳴き方は、日本では「コケコッコー」、アメリカでは「コッカデュルデュウー」、中国では「トウテンコー」と表現されますが、世界各地にはまだまだたくさんの表現があります。
ドイツ:キッキレキ
フランス:コックェリコ
イタリア:ココリコ
スペイン:クィクィリクィ
ポルトガル:クィクィレクィ
ロシア:クカレクー
朝鮮民主主義人民共和国:コッキョ クウクウ コーコ
インド:クックーローロー
スリランカ:コークーアーコケーコケ
ニュージーランド:コケコッコ
日本人の僕は、コケコッコーにしか聞こえませんけどね。
■おすすめの鶏
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