どんなにブログメディアの運営を頑張っていても、不可抗力な外的要因で検索流入およびブログPVが減少してしまう時があります。
その具体例をご紹介するとともに、各事例ごとの対策方法を解説します。
■正月・ゴールデンウィーク・お盆
●観光情報やイベントキーワードを押さえる
不可抗力に検索流入とブログPVが減少する代表的な時期が、お正月・ゴールデンウィーク・お盆の三回の季節イベントです。
お正月にはテレビに情報自体を奪われますし、ゴールデンウィークとお盆はレジャーを楽しんでいる人が多いので、そもそも検索ボリューム自体が減少します。
「年末大掃除グッズ」「正月太り解消」といったイベントキーワードや、観光レジャー情報のコンテンツを保持し、少しでも検索流入を稼ぐのが基本的な対応です。
■金曜日・土曜日=週末
●飲食情報やお出かけコンテンツを作る
日常的に検索流入とPVが減少するのが、金曜日と土曜日です。
金曜日は飲み会や遊びがあるので検索ボリューム自体が減少し、土曜日は遊んでいる人が多いので検索ボリュームが落ちます。
「土地名×居酒屋」「土地名×カラオケ」などの店舗情報やレジャー施設のオスメスコンテンツなどを多く保有していると、逆に週末にPVが伸びるブログもあります。
また、意外と盲点なのが、雨の日のスポットを紹介するコンテンツで、検索上位の記事があると「雨が降ると儲かる」状態を作ることも可能です。
■国際的スポーツ大会開催時
●スポーツに関するコンテンツを押さえる
オリンピック、世界陸上、ワールドカップといった、国際的スポーツ大会の開催期間は、テレビを見る人が多いので、検索ボリュームががた落ちです。
各種スポーツのノウハウやグッズコンテンツを保有することで、多少なりとも検索流入を得ることも可能です。
■国際紛争や政治問題
●男性の検索流入が低下する
ミサイル発射や国際紛争、大きな政治問題が発生した時は、その関連キーワードに検索ボリュームが集中し、特に男性の検索流入が減少します。
■芸能人のスキャンダル
●女性の検索流入が減少する
芸能人の不倫報道など、大きなスキャンダルがある時期は、それに関わる人名キーワードに検索ボリュームが集中し、特に女性の検索流入が減少します。
■男性むけ女性むけコンテンツの保有
●ブログ収益の安定化
国際紛争、政治問題、芸能人のスキャンダル、それぞれに直接絡むキーワード記事での流入を狙うのはあまりおすすめしません(いわゆるトレンドブログです)。
非常にセンシティブな事案が多いので、仮に検索上位を獲った場合、グーグルに通報されてBANされたり、リアルに訴えられるリスクがあります。
どうしてもトレンドブログをやる場合は、ドメインごとペナルティーを受けるリスクがあるので、運営の柱になっているブログドメインは使用せず、いつでも切り捨てられるように、トレンド専用のドメインサイトを作りましょう。
しかしながら、そもそも他人の争い、不幸、トラブル等に乗じたトレンドブログというのは、あくまで「ゲスメディア」であり、ユーザーの心象がよくないばかりか、各種広告とのコンバージョン率も高くありません。
地道に幅広く良質な、男性むけコンテンツ、女性むけコンテンツを作成していくことが、長期的に見た場合はブログメディアの安定化につながります。
■災害時
●メディア運営者としてより、まず人として
天災・災害時には個人のブログメディアの収益を考えている場合ではありません。
ブログ運営者としてよりも、まず人としてできることを考えましょう。
特に、対象地域の地名キーワードで検索上位コンテンツを保有している場合は、政府・自治体など公的機関の情報を追加共有したり、安否確認サイト、災害情報サイトに対して発リンクするなど、良識ある行動を心がけましょう。
個人のブログメディアとは言え、一定以上の流入のある大型サイトは、「社会の公器」としての側面を持つことも忘れないでください。