2017年3月以降、毎月のように実施され、特に収益ブログサイトメディアの検索順位を落とし、ブロガー殺しとも呼ばれる、フレッドアップデートに対する有効な対処法を確立しましたのでご紹介します。
僕のメインサイトも5月のフレッドアップデートに巻き込まれ、たった一週間で6万以上PV/日から4万以下PV/日へ下落しました。月ペースで言えば、200万PVから100万PVへの大打撃です。
その後、二週間かけて試行錯誤し、三週間目にして5万PV/日まで回復、現在も10%増/週ペースで検索順位およびPVが回復しています。
■フレッドアップデートの狙い
●広告収益型メディアを落とす目的
そもそも、フレッドアップデートが実施された背景には、DeNAが運営していたwelqをはじめとしたキュレーションメディア群の社会問題化があります。
つまり、welq型の収益メディアを落とすためのアップデートで、別名welqアップデートと呼ばれる所以です。
つまり、SEO技術に優れ、大量のコンテンツを保有し、各コンテンツに収益ユニットが多い、といったサイトが狙い撃ちをされています。
サイトのなかには、PVが90%減少し、運営を打ち切ったところもあるほどです。
以下に、フレッドアップデートの捕捉対象となるサイトの特徴をまとめました。
◆フレッドアップデートに捕捉されるサイト
①SEO技術に優れ数100万PV/月がある
②1000記事前後以上の大量記事保有
③各記事に広告ユニットを配置
また、小規模サイトでも一定ラインを越える広告ユニットがあれば、フレッドアップデートに捕捉されるようです。
■フレッドアップデートへの対処法
●アドセンス広告を減らしアフィリエイトリンクをなくす
フレッドアップデートへの対応は実に簡単です。
収益ユニット=アドセンス広告ユニットを減らし、アフィリエイト商品ユニットを撤廃するだけです。
現に、現在検索上位を占めているのは、一切の収益ユニットがない企業ホームページやWikipediaなどの無償サイトです。
なお、アフィリエイト商品ユニットは、グッズ系のキーワードカテゴリーではある程度は許容されているようですが、情報ノウハウ系キーワードでは、一つでも検索順位下落の要因になります。
また、アドセンス広告の量は、4つ以上は即下落、3つで緩やかな下落となり、フレッドアップデートに捕捉されない最高設置数は、おそらく2つです。
■それではメディア運営が成り立たない
●検索順位を落とさない方法で商品ユニットを設置する
フレッドアップデートの捕捉から逃れる方法は、先の項目で解説しましたが、グッズ系コンテンツを残しアフィリエイト商品リンクを削除、アドセンス広告ユニットを2つまで減らした場合、その収益性は1PV/0.2円程度まで下がってしまいます。
それでは、そもそもメディア運営をする意味がなくなるサイトも少なくないでしょう。
多くのサイトが、ボランティアで情報発信をしているわけではないので、当たり前ですよね。
現在、フレッドアップデートに対応し、楽天アフィリエイト、A8ネットといった大手ECサイトは、商品ユニット内のあるHTML記述の改変を許可しました。
また、改変は許可していないAmazonのユニットも、ある方法でフレッドアップデートの対象から外すことが可能です。
それらの方法は、下記の別記事にまとめましたので、是非ご参照ください。
▼フレッドアップデートに捕捉されない商品ユニットの改変方法
楽天・A8・Amazonの商品リンクをフレッドアップデートに対応させる方法