ブログ運営におけるFacebook・Twitter・LINEの三大SNSの有効性に関して比較考察しました。
ブログ運営におけるSNSの活用法
初期流入効果の一点に絞られる
ブログ運営におけるSNSの活用法は、初期流入効果の一点に絞られると言ってもよいでしょう。
実際、ウルトラビッグワードやビッグワードをSEOで検索上位をとった場合、一記事で一万~数千PV/日ほどの検索流入が発生します。
SNSの拡散力は、これに比べて微々たるもので、どんなにつながりを増やしたとしても、数百PV/日が限界です。
僕の運営するメインサイトは、現在5~6万PV/日ですが、SNSからの流入比は0.05%程度でしかありません。そして、さまざまな競合サイトを解析しますが、やはりメガサイトはSEOからの検索流入が圧倒的で、SNS流入比はウチとよく似た感じです。
しかし、SNSは全く無意味というわけでもなく、初期流入としては重宝します。
この初期流入には二つあり、一つはブログドメインが成長するまでの初期段階での流入源であり、もう一つは新コンテンツが検索上位に達するまでの初期流入源ということです。
それでは、三大SNSと呼ばれるFacebook・Twitter・LINEのブログ運営における特徴と有効性を考察していきましょう。
LINE
拡散力に乏しくリアル知人に嫌われるだけ
SNSとしての機能もありますが、リアル知人との連絡ツールとしての意味合いが強いのがLINEです。
知らない人とつながる機会が少ないLINEは、三大SNSのなかでは拡散力が飛び抜けて弱いのが特徴です。
また、ブログの収益ユニット=広告リンクは、人の性=知ってる人が儲かるのを嫌悪する特性から、ほぼクリックされることはありません。
リアル知人に収益コンテンツをばらまいても、嫌われるだけで収益はほとんど上がりませんので、LINEはブログ運営にはほぼ使えないと言えるでしょう。
拡散力は強いが収益率が低い
匿名性が強く、リアル知人とのやりとりとは別アカウントを作って、つながりを増やしていった場合、Twitterはブログコンテンツの拡散力には優れています(検索流入とは比較ならないくらい少ないですが)。
そして、こちらも匿名で収益コンテンツをばらまけるので、気持ちの上でもかなり楽です。
しかし、Twitterは収益率が悪いのが特徴で、それはTwitterを使う階層が低所得層であることに起因しています。
まず、Twitterを多用する中学生・高校生・大学生は購買能力がほとんどありません。また、社会人でも匿名性の高いTwitterを多用する人は、Facebookに比べると所得が低い比率が高いとされています。
購買能力が低い人たちに、いくら広告ユニット(Amazonや楽天など)をクリックしてもらっても、成果発生にはいたりません。また、購買にいたらないクリック率が高いとアドセンスの単価も下がっていきます。
Twitterでの拡散は、PVは増加するものの収益が上がらない、または最悪、収益が下がってしまうリスクがあります。
特に中高生が好むコンテンツの場合、購買が発生しないのでアドセンスアカウントが停止されてしまうというリスクすらあります。
ブログ運営において、Twitterは使い方によりますが、あまりおすすめできません。
購買力が高く被リンクも期待できる
Facebookは「勝ち組のSNS」と言われるように、実名登録からある程度は社会的地位が高く裕福な階層の人が集まっています。
ただし、実際は中産階層のSNSで、いわゆるエグゼクティブ層はFacebookをはじめSNSを使わない傾向にあります。
エグゼクティブ層は、SNS投稿からにじみ出る豊かさに対する嫉妬ややっかみを嫌うのでしょう。食べ物ひとつとっても、やはり生活レベルは知られてしまいます。
できれば、「真勝ち組SNS」=一定所得がないと参加できないSNSが誕生するとありがたいですね。
とは言え、Facebookに集まる中産階層の人たちは、それなりに購買力があり、広告ユニットからの収益もまずまず発生します。
ただし、こちらも実名登録の個人アカウントでコンテンツ拡散を行った場合、リアル知人にまで拡散され、嫌な思いをするリスクもあります。
ローマ字表記の個人アカウントでFacebookページを作成し、そこから拡散することをおすすめします。
なお、以前はFacebookの「いいね」に被リンク効果はないとしていたグーグルですが、最近は「間接的効果がある」としています。
以上、ブログ運営におけるSNS活用の考察でした。