二年前までは、沈み行く日本の地方経済のなかで、雇用途中での大幅給与カットが確定し…
妻と二人、老後は溺れるしかないな…と思い詰める状況にいましたが、柵から出て狩りをする覚悟を決め、現在ではWEBメディアも順調で、何かと不安もなくなりました。
不動産投資などの初期経費がかからず権利収入が得られる個人WEBメディアは、僕と妻にとってはノアの方舟になりました。
もちろん、方舟が浮かぶまでには、二年で1000記事近くを執筆するという、狂気じみた日々があってのことですが。
当時は、10年後に給与が7割になることに対する怒り・不安が心中に渦巻いており、生き残るために必死だったので、狂気じみた毎日にも耐えることができたのでしょう。
10年後までにはなんとかしたいと、藁にもすがる思いでしたが、予定より8年早く豊かの海へ出航することができました。
当時は怒りの塊でしたが、豊かの海の南の島に辿り着いた今となっては、心底から感謝しています。
あの不安を与えてもらったからこそ、強く生きる術が身についたのですから。
それがなければ、緩やかな経済破綻にむかい、みんなと溺れていたことでしょう。
とは言え、厳しい地方都市の経済状況にかわりはなく、まわりを見れば、すでに溺れている人…
これから、なす術もなく溺れていくであろう人に溢れています。
助けてあげたいけれど、我が家のノアの方舟には、それほど座席はありません。
ただ、祈って見送るだけです。
そんな状況ですが、地域で縁のあるごく僅かな人はノアの方舟に引きずりあげています。
そして、まるで小さな子供に狙撃ライフルの使い方を教えるようにSEO技術をゼロから教え、スナイパーに育てています。
狩りは、独りでやるより複数で行った方が、多くの獲物を手に入れられますから。
理想は、この国全てがまた豊かな国になることですが、おそらく無理でしょう。
なので、実力で奪ったオアシスは死に物狂いで守っていかなくてはなりません。