若者発の造語である「ググる」=「Google検索をする」もすっかり定着した感があります。
最近は、若者だけでなく中高年世代も「ググる」を使ったりしますが、一時期ちょっと話題になったのが、若者言葉を無理に使おうとして…
「Yahooでググる」
と発言したオヤジ世代を嘲笑するような若者の書き込みです。
無理に若者に迎合しようとした中高年を小馬鹿にしたエピソードですが…
SEO・検索界隈の仕事をしている立場から言えば、何も間違っていません。
むしろ、「Yahooでググる」を笑う若者の無知を笑うべきでしょう。
世界的な三大検索システムとその中枢アルゴリズムである検索エンジン(ボット・クローラー)は次の通りです。
■三大検索システム
●Google検索システム
検索システム世界シェア70%以上の圧倒的システムがGoogle検索システムです。●Yahoo検索システム
かつて日本国内ではナンバーワンシェアだったのがYahoo検索システムですが、現在は40%以下に減じています。また、アメリカYahooはさらにシェアは小さく20%台です。●Bing検索システム
Microsoft社が開発した検索システムで、PCWEBブラウザのインターネットエクスプローラーのデフォルト検索システムがBing検索システムですが、シェアは数%と大きくありません。これは、PCWEBブラウザの主流がGoogle検索システムをデフォルト搭載したGoogleChromeになっていったのが主要因です。
■二大検索エンジン
●Googleボット(エンジン)
Google検索システムとYahoo検索システムの中枢アルゴリズムがGoogle検索エンジンで、全検索システムの90%以上のシェアを占めています。つまり、Yahooで検索するということはGoogleで検索することと同じなので「Yahooでググる」は正解です。
●Bingボット(エンジン)
Bing検索システムの中枢アルゴリズムがBing検索エンジンですが、Googleに対抗してGoogle検索エンジンが1ページ目上位に表示するコンテンツを弾くアルゴリズムを持つため、世間でメジャーとされる情報が表示されないという特性を持っています。業界では「それってBing」など「不要な」または「使えない」ものを指す隠語に使われています。
■スマホの検索システム・エンジン
●iPhoneの音声検索以外は全てGoogle
いつの間にか、PCでの検索総数を抜き去り、検索媒体の70%を占めるようになったのがスマホ(Android・iPhone)ですが、そのデフォルトの検索システムは以下の通りです。