夜明け前が一番暗いし高く跳ねるには沈みこむことが必要


前の日曜日は、息子の全日本選手権でした。

頂点を目指し、独り上京し、敗北と勝利を繰り返して臨んだ大学一年生での一戦…

対戦抽選によっては、ほぼメダル奪取が狙えるくらいには成長してきたので、本人も家族も期待はしていたのですが、対戦抽選はあまりよくなく…

西日本のトップ選手に惜敗してしまいました。

全日本選手権のメダル奪取ならず、また、長い一年になります。

敗北の悔しさを抱え、独り寒い下宿に帰っていく息子のことを思うと、別れ際は苦しくなりましたが、それが今の彼には必要だし、明日への力になると思います。

僕も競技者として、メディア運営者として、数多くの敗北と勝利を繰り返してきました。

いずれも、「もう立ち上がれないんじゃ」と思うほど苦しい挫折もありましたが、最近は、少なくとも「また立ち上がって前に進む」ことに関しては自信がついてきました。

さすがに、経験値がついてきたので。

人生は勝負の繰り返しですが、大勝する前ほど苦しいものです。

そんな逆境で、それでも前に進むかうずくまるか、それが後の結果を左右します。

「夜明け前が一番暗いし、跳ねるには一度沈みこむことが必要」

そんな感じです。

そして、勝ったら、また負ける時もくる。

上がったり下がったり、喜びと苦しみを無限ループで繰り返しながら、でも、あきらめない生き方をすれば、少しずつ前に進むことができます。