時給単価で労働を考える限界|身近な権利収入の実例を見て比較考察


労働収入はつい時給単価で考えがちなものです。もちろん、労働収入は時間の切り売りなので、基本的には後に何も残らないわけですから、普通は時給単価で考えるものですけどね。

ただ、同じ労働でもそれが「雇用され人の資産のための労働」と「開業し自分の資産のための労働」では状況が大きく違ってきます。

つまり、後者の労働は資産形成となり権利収入を生み始めるので、時給単価で換算できなくなってきます。

■実際の実例をもとに比較

●長期で見ればその差は歴然


冒頭で述べた二つの労働収入を、それぞれに一生懸命に頑張ってきた二人の中年男性会社員(同じ会社に勤務)の実例をもとに比較します。

その差は、長期で見れば大きな格差があります。

本記事に登場する二人の男性は実在の人物で、その働き方も事実のままなのですが、プライバシーのこともありますので、ここでは会社員①と会社員②として表記します。

●会社員①の働き方


会社員①は、いわゆる昔ながらのモーレツ社員です。若い頃から「会社のため」をモットーに人の会社に人生を捧げてきました。

若い頃から、毎日誰よりも遅くまで会社に残ってサービス残業をこなし、休日も返上して会社に尽くしています。

その甲斐があって、現在は部長の地位まで登りつめましたが、休みは週に一日だけと会社から言われており、かなりストレスが溜まった状態です。

また、若い頃から会社の評価を得ることを第一目標にしてきたため、同僚をおとしめたり、嘘をつく傾向があるため、周囲の反応はあまりよくありません。

なお、結婚しており持ち家で、二人の子供にかなりの教育費をかけているので、家計は火の車です。

○会社員①の年収と労働日数

・年収800万円
・年間310日勤務
・妻は専業主婦で無収入

●会社員②の働き方


会社員②はいわゆる割りきった社員で、若い頃から会社の仕事はそこそこに「自分のため」に多くの労力を払ってきました。

このため、自分の得意な趣味分野で日本代表になり、現在はそのノウハウを活かして、会社員のかたわら情報メディアサイト七つを運営し、それなりの権利収入(広告収入)を得ています。

会社の評価は今一つですが、要所は押さえるので、そこそこの万年係長としてあまりストレスのない立場をキープしています。

会社に評価される必要がないため、休みは完全消化、サービス残業なども行わず、余暇は自分のメディア事業の拡大に使っています。

若い頃からメリットのない人間関係を見切り、適切にロスカットしてきたので、一部の仲の良い人をのぞき、会社での人付き合いはありません。

なお、結婚しており持ち家で、二人の子供にかなりの教育熱心ですが、夫婦共働きをしており、教育費が家計を圧迫することはありません。

会社員②の年収と労働日数

・年収600万円(給料)+500万円(権利収入)
・年間265日勤務+365日事業運営
・妻は個人事業主で年収300万円

■二人の会社員の時給単価を計算


ここまでご紹介してきた、同じ会社に勤務すながらも、全く正反対の働き方・生き方をする二人の時給単価を計算しました。

○会社員①の時給単価

会社員①は一日12時間ほど会社におり、年間310日ほど勤務しますので、年収の800万円を以下の計算式で割った数値が時給単価になります。

800万円/310日/12時間≒2150円

○会社員②の時給単価

会社員②は一日10時間ほど会社におり、年間265日の勤務ですので、会社の給料だけで考えると時給単価は以下の通りです。

600万円/265日/10時間≒2264円

また、メディア運営は平日で一日3時間、休日で一日10時間の週に35時間ですので、一日平均5時間になります。

ただし、メディア運営の労働のなかには、「妻と美味しい飲食店に行く」「妻と観光に行く」「プラモデルを作る」といった部分が多く、本人曰く「半分以上遊び」とのことですので、実質的な労働時間は一日あたり2時間程度と言えます。

その時給単価は以下の通りです。

500万円/365日/2時間≒6849円

以上のことから考察すると、そもそも会社員としての労働収入の時給単価は、そこそこの仕事をしている会社員②のほうが上回ります。

ちょっと、会社員①が可哀想ですね。

もちろん、総額としては会社員①のほうが所得は多くなりますが。

そこに対し、余暇を利用したメディア運営の収益が会社員②には加わりますので、総所得はもちろん、時給単価としても大きく会社員②のほうが上回ります。

会社員①の働き方・生き方は非効率的と言わざるをえませんね。

そしてさらには、メディア運営の権利収入は蓄積型ですので、やればやるほど総所得も時給単価も上昇していきますので、「自分の事業の資産形成のための労働」による所得は二次関数的な増加曲線になりますので、すでに時給単価計算すること自体が無理な話とも言えるでしょう。

※この記事自体、「労働 時給単価」などのキーワードで検索上位になれば権利収入が発生する資産になります。

滅私奉公で会社に尽くし、わずかばかりの昇給にしがみつく時代は、とっくの昔に終わっています。

この記事を読んで、ブログメディア運営に興味を持った方は、さらに読み進んでください。

会社員②のノウハウが順を追って解説されています。

●ブログ運営をはじめて権利収入者になる


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沈み行く日本経済のなか、末端収益形態である労働収入に限界を感じたら、手遅れになる前に舟を作って権利収入の海に出航しましょう。

下記の記事は、ブログメディア運営が現代のノアの方舟になるのかを論じたものです。

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また、会社員の方の多くは副業禁止規定により縛られています。法律的には企業の副業禁止規定自体が労働基準法違反ですが、無駄に所属会社と揉めるのはおすすめしません。

ブログ収益の所得区分を、副業(給与所得または事業所得)ではなく権利収入(雑所得)にすることで、すでに副業ですらない副収入に設定できます。

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●ブログ運営をはじめる心構え

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ブログ運営をはじめるということは、安全な柵のなかの羊をやめて、自力で狩りをする狼になるようなものです。

狼として権利収入者になりますか?

犬になって労働収入の微増にしがみつきますか?

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●初心者のブログ開設注意点


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初心者の方が実際にブログ運営をはじめるスタートアップに必要なことを詳細にまとめました。

何も考えずにブログをはじめると、収益ブログとしては後から致命的なことになりかねません。まずは、基礎知識を身に付けましょう。

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●権利収入が発生するまでの期間


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ブログ運営をはじめても、はじめの数ヵ月は何の収益も発生しません。働けばお金がもらえる=労働収入の感覚をいかに排除し、権利物構築のために注力できるかがブログ運営成功のポイントです。

ブログの収益が発生するまでの期間と、発生したトラフィック(PV)数と得られる権利収入の具体例をご紹介します。

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●権利収入を増加させる方法


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ブログ運営は、いかにしてトラフィックを増加させ、権利収入を増やしていくかが成功と失敗の別れ道です。

下記の記事は、当サイトのメイン記事でもあり、200万PVブロガーである筆者の生きたノウハウを解説したものです。

是非、ご参照ください。

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●ブログ運営が成功したら

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努力が報われて、ブログメディアの運営が成功したら、もう嫌な思いをしながら労働収入にしがみつく必要もなくなります。アーリーリタイアをして、静かで穏やかなスローライフを楽しむのもよいかもしれませんね。

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