パワードスーツを身にまとい、ジェットで空中を高速飛行するといえば、アメコミヒーローとして人気のアイアンマンですね。
近未来のSF設定なので、「未来にはあんなパワードスーツが本当に開発されるのかなぁ?」などと考えたりしますが、なんと、すでにジェット飛行可能なパワードスーツはすでに実在しています。
■ギネスで世界記録に認定されたパワードスーツとは
●英国のテクノロジー企業グラビティ・インダストリー製
画像:https://gravity.co/flights/
ギネス記録にも認定された、実在のパワードスーツを開発したのはイギリスのテクノロジー企業・グラビティ・インダストリー社で、画像はその公式ページから引用しています。
同社が開発しているのは、ホームページを見るかぎり、ギネス記録を獲ったこの完全ワンオフのパワードスーツのみのようで、これから実用化に向けて展開を開始するベンチャー企業のようです。
こちらは、最新版のパワードスーツの開発風景でしょうか、まさに先行試作一号機という感じで、ロマンに溢れてますね。
垂直離着陸機(VSTOL戦闘機)・ハリアーとのコラボなども行われている模様で、さすが、垂直離着陸の先進国イギリスですね。
近未来的でロマン溢れるテクノロジー企業・グラビティ・インダストリー社の公式ホームページは下記のものです。是非、一度ご覧ください。SF好きなら、きっと胸が熱くなるはずです。
グラビティ・インダストリー社公式ホームページ
■ギネス認定フライトの動画
●湖上を時速50km以上で疾走
また、ギネス認定の正式な認定タイトルは「ジェットエンジンパワースーツ装着での最高スピード記録|Fastest speed in a body controlled jet engine powered suit」になります。
■実在するパワードスーツの数々
今回、ご紹介したパワードスーツのほかにも、世界にはさまざまな実在パワードスーツがあり、一部はすでに現実的に導入されています。●米国陸軍用パワードスーツ
まずは、こちらパワードスーツのなかでも、世界で一番ガチで開発されているもので、米国陸軍歩兵の装着を前提に開発が進められています。動画は、米国陸軍公式のものです。
●中国陸軍用パワードスーツ
中国でも米国に対抗してか、軍事用パワードスーツが開発されており、こちらがそのプロパガンダ動画です。
●介護用パワードスーツ
まずはこちら、ロボットパワースーツと呼ばれるもので、装着することにより常人の数倍のパワーを発揮することができ、介護現場などへの導入が行われています。
●建設現場用パワードスーツ
こちらは、建設現場むけに開発されているパワードスーツで、導入されると生産性が大幅に向上することが推測されています。
●歩行補助用パワードスーツ
こちらは、広島大学と㈱ダイヤ工業が共同開発中の、超軽装パワードスーツで、歩行の補助用として開発されています。
■ちょっと変わったパワードスーツ
ここからは、ローカル感溢れるというか、ちょっと変わったパワードスーツをご紹介します。もちろん、開発者の方々は非常に真剣ですので、将来的に一気に開花するかもしれません。
●足腰がしんどいパワードスーツ
こちら、重量物を持ち上げるためのパワードスーツのようですが、上半身部分しか開発されていないため、重いものを持つと生身の足腰がついてこない感じです。
●農作業用?パワードスーツ
こちらも、ローカルな感じの手作りパワードスーツで、とにかく動画の説明が長い(笑)
実際の稼動映像はラスト15秒くらいになりますが、感想は読者の皆様にお任せします。
●デカすぎるパワードスーツ
こちらも、大真面目で個人開発されているパワードスーツですが、ちょっとデカすぎるかもしれません。ネーミングが「LARGE POWER SUIT」となっているので、余計なお世話かもしれませんが。
以上、世界の最先端パワードスーツからちょっと変わったローカルパワードスーツのご紹介でした。