RX-75ガンタンクの機体解説とガンプラ(HGシリーズ)の初心者向きの組み立て行程と簡単な塗装例をご紹介します。本キットはかなり「おもちゃ感」の強いキットですので、いかにリアリティーを出していくかが重要です。
■機体解説RX-75ガンタンクとは
ジオン公国軍のMSに対抗すべく地球連邦軍が発動したRX計画によって開発された連邦軍初のMS。MSと言っても人型には程遠く、見た目は巨大な戦車そのものであるが、宇宙での運用も可能という異色の機体である。同じくRX計画で開発されたガンダム、ガンキャノンと共にV作戦に編入されて部隊として運用される中で、長距離支援MSとしての真価を発揮した。両肩に装備された120mmキャノン砲は、拠点などの固定目標に対しても有効な攻撃手段となるが、機動力が極端に低いので前線進出は避けるべきである。尚、本機は頭部に操縦を集約した1人乗り仕様で、胴体に内蔵されるコア・ブロックをカセット式ジェネレーターに換装して、腰部回転を可能としたより実戦向けのマイナーチェンジ機である。引用:バトオペ2攻略wiki
連邦軍の「RX計画」(のちに「V作戦」に統合)で最初に開発されたMS。ジオン公国軍から極秘に入手したMSの断片的な情報をもとに開発される。対MS用重戦車であるRTX-44をベースとしており、2足歩行システムの実用化以前でもあったため、脚部をもたず無限軌道で走行する。武装も長距離攻撃・長距離支援用の火器を有する。引用:wikipedia
■初心者向きの作り方と塗装
●パチ素組み+つや消し+すみ入れ
こちらが、初心者の方がガンプラを作って塗装するためのセットです。
組み立てはパチ素組みで、パーツはニッパーを使ってランナーから綺麗に切り取り、細かい部品とシール貼りはピンセットを使います。
塗装は素材のプラスチック感をなくすためにフラットクリア(つや消し透明)塗装をしますが、この一手間だけでずいぶんと質感がよくなります。
また、細部やミゾにはガンプラマーカーのすみ入れペンなどを使い簡単に着色すると、仕上がりを向上させることが可能です。
■実際のガンプラ組み立て工程
●あっという間に組み上がるが汚し塗装が手間
まずは下半身を組み立てます。本キットはパーツも大きく、部品数も少ないのであっという間に組みあがります。良くも悪くも「昭和のプラモデル」の雰囲気があります。
上半身も組み上げます。多くの部分がモナカ構造になっており、本気で合わせ目消しをする場合はかなり大変になりますが、あくまでも「初心者向き」の作例ですので、今回は合わせ目消しは行わず、可能なかぎりゲート処理を丁寧に行いました。
パチ素組み完成の状態です。もともとのデザイン配色もけっしてミリタリー感のある設定ではなく、また、形成色もテカりが多いため、このままでは「おもちゃ感」がとても強いと感じました。ここから、初心者の方にもできる手法でおもちゃ感を消していきます。
まずは、フラットマッド(泥塗料)にフラットクリアを加え、水で5倍量に薄め、全体的に塗布していきます。このとき、塗料たまりができるとシミになってとれなくなるので、余分な塗料は綿棒などで吸い取っていきます。
フラットマッドが完全に乾いたら、今度はフラットブラックを5倍量に薄めた塗料を全面的に塗布します。塗料たまりができないように、随時ふき取りながらの作業になります。
仕上げに、すみ入れを行い、また凸部にはシルバーペンでチッピングを行って剥がれ塗装を施します。
これらの処置を行い、ミリタリー感を強めたガンタンクの初心者向き完成作例がこちらです。
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