僕が日常でとりあえず身を置いている、地方中小企業という、小さな村社会には、そこでしか通用しないけれど、そのなかでは絶対的な価値を持つ「掟」みたいなものがあります。
まぁ、多かれ少なかれ、会社という閉鎖空間には存在するものです。
具体的には…
遅くまで(ただで)会社に残っている人が偉い…
休みを完全に消化しない人が偉い…
もちろん、有給なんて論外…
昼休みをとらない人が偉い…
みたいな、損益換算の破綻した理論です(笑)
で、その先にあるのは、僅かばかりの昇給…
年一回数千円で、しかもそれは月あたり、とほとんど誤差の範囲です。
でも、こんな小さな渦巻きのなかで、「会社に評価されることが最大価値」として生きている人は少なくありません。むしろ、ほとんど。
小さな会社ではなく、大きな社会で認められる価値とか、それにより受ける恩恵とか、きっと考えないのでしょうね。
さて、今日から僕もお盆の連勤です。
村の掟では、盆とか正月とかに「いかに遅くまで会社に残るか」というのがとても重要です。
僕は、さっさと帰りますよ。
だって、お盆は全員出勤で作業もさっさと終わりますから。
仕事のための仕事というか、努力のための努力みたいな、損益垂れ流しの無駄努力をするくらいなら、さっさと帰って自分の仕事をサクサク進めます。
「忙しい」と言うのは好きではありませんが、今マジそれ。