大企業と中小企業の決定的な違い|仕組みを作る意識の差


典型的な地方中小企業にいると、その非効率さにうんざりすることも少なくありません。

もちろん、ベンチャーの中小企業とかでなく、昭和脳の中小企業の話です。

例えるなら、泉の水を運ぶのに、社員総出でバケツで水を運ぶ感じですかね。

そりゃ、休まないのが偉い、遅くまでサービス残業するのが偉い、ってなりますよ。

ひたすらバケツで水を運び続けるんですから。

そうじゃなくて、社員総出で自動で水を運ぶ水路を作ったほうがいいんですけどね。なかなかバケツ頭の方々…ずっと会社員をやってて経営者にスライドした方々には思いつきません。

まぁ、気づいてたら、会社員だけやってるなんていうバケツ人生にはなってないでしょうが。

僕が水路を作る思考を教えてもらったのは、ITベンチャー企業のDeNAです。いろいろありましたが、外部ディレクターとしてフリーランスのリーダーなんかをやってました。

あっ、もちろん、給料をもらうわけにはいかないので、全て「原稿料」という雑所得でいただいてましたよ。

ちなみに、勤務している会社の給料より多かった(笑)

なにはともあれ、DeNAでは「収益を生む仕組み作り」が最優先でした。それは社員や外部ディレクターの仕事で、言うならば水路の設計です。

バケツを運んだり、水路を作るのは外注フリーランスやライターの仕事でしたね。

社員は誰もバケツ運びなんかしてなかったですよ。

この辺が、中小企業と大企業の決定的な違いです。

まぁ、ウチの事業は中小企業のさらに下いく零細事業なんで、僕はバケツ運びをしながら水路作りもしていますが、水路作りのほうが百倍大事なことは常に頭に置いてます。