2018年はネットの転換期|Googleが理念より大人の事情を優先させ始めた年


2018年はネットにとって大きな転換期になりました。

まずは2017年末の健康アップデート。

健康ジャンルに展開する、ほとんどの個人と中小法人サイトが圏外に消え去りました。

これは、厚生労働省の圧力に気を使って。

発端は、ザ・DeNAのGoogleハイジャック(笑)

消えたサイトの多くは、ザ・Welqまがいのアフィリエイト目的の信憑性の薄いサイトですが、けっこう良質な実体験サイトなんかも巻き添えで吹き飛びました。

まぁ、いかにもアメリカ的な手法ですね。大義のためには、空爆の巻き込まれ犠牲者は仕方がない。みたいな。

そして、2018年8月のコアアルゴリズム更新。

生き残っていた中小法人アフィリエイトサイトが一気に下落しました。

この恩恵は、うちのコンテンツ群はモロに受けました。アフィリエイトのないサイトなので。

そうなると、困るのはAmazonとかですね。アフィリエイト経由の売り上げがかなりあるので。


Amazonと言えば、Googleにとってはアドワーズ広告の最大顧客です。Amazonで検索して、Amazonのトップページの上にAmazonのアドワーズ広告が無駄に表示されるくらい、AmazonはGoogleに広告費を支払ってますからね。

となると、話はこうなります。

Amazon「ちょっと待ってくれよ。こんだけ広告費も入れてるのに、なんでウチのアフィリエイトが入ったサイトを全滅させんの?

え、何それ。

うち、アレクサ開発するくらい人工知能技術もってるけど、そんなんやったら、あんたんとこに気を使ってストップしてた独自検索エンジン完成させて、iPhoneのデフォルトエンジンにしてもらうけど。」

そりゃ、Googleはたまったもんじゃないですよ。

ということで、9月末の再アルゴリズム更新でアフィリエイトサイト大復活。

ただし、大手だけね。個人と中小法人はだめよ、となり、とりあえず個人と中小法人アフィリエイトサイトは切り捨てごめんです。

で、現状、とりあえず言い訳に公共機関のお堅いサイトをちりばめつつ、Amazon本体やAmazonアフィリエイト企業サイトを上位表示、あと、アドセンスだけのちゃんとした中小法人は一ページ目下位で生き残り。

本当は…

Google「アドセンス貼ってないお堅いサイトはあんまり上位表示したくない…

Amazonはアドワーズ経由の表示でええやんけ…

アフィリエイトサイトはいらんし…

あっ、あと検索エンジン買ってくれてるYahoo系列のNAVERまとめと、アンドロイド売ってくれるdocomoは上げとかなあかんし…

でも、ほんまは全部、アドセンスサイトばっか表示してぇ。」

が本音なんでしょうけどね。

だから、8月の時みたいにそうしようぜ。

いろいろあきらめて、元にもどそうや。

と個人的な推測と期待でした。