リダイレクトした古いサイトを中古ドメインとして再利用する方法

ブログメディアを長く運営していると、いろいろな事情で、運営していたサイトを新しいドメインに引っ越しすることは、少なからずあることです。

サイトを引っ越しする際には、SEO的な評価を引き継ぐために、コンテンツを301リダイレクト(ブログサービスならメタリフレッシュ)するのが定石です。

実際に僕自身、一年ほどBloggerで運営していたサイトを、提携ブランドの公式サイトに全てリダイレクトしました(厳密にはワードプレスのプラグインにより一括メタリフレッシュ)。

通常、リダイレクトには速くて二週間かかり、新しいドメインで検索順位・表示が定着するのには3ヶ月ほどかかります。

そして、完全に引っ越し=Googleインデックスが終わったあとの古いサイトは、アクセスもなくなりますので、下書きとして保存しておくか、削除するのが普通です。

しかし、実はこれは凄くもったいないことなんです。

古いサイトのドメインには、Googleの評価がついたまま(良い評価もペナルティも)ですので、もし古いサイトの評価が高かった場合は、再利用することをおすすめします。

いわゆる、セルフ中古ドメインのようなものです。

実際に、僕自身も当該サイトの引っ越しがほぼ完了しましたので、旧サイトのリブートにとりかかりました。

具体的なやり方は次の通りです。

まず、リダイレクト(メタリフレッシュ)は切らずに、古い各コンテンツをURLを変えずに中身を同一キーワードで書き換えます。

少々時間はかかりますが、リダイレクト(メタリフレッシュ)を切って、古いサイトを公開状態にしてから作業を始めてしまうと、新旧サイトのどちらかのコンテンツがコピーコンテンツになってしまいます(内容が一緒なので当然ですね)。

こうなると、ペナルティ一直線なので、最悪のケースでは新しいサイトがペナルティになってしまいます。十分に気をつけてください。

なお、旧サイトを全て下書きにしてもよさそうですが、そうするとGoogleクローラー的には「サイトがなくなった」と判断されかねませんので、あくまでもサイトのコンテンツがゼロになるのは避けます。

次に、ある程度の量のコンテンツ(およそ30記事)の書き換えが終わったら、まだ書き換えていないコンテンツは下書きにし、リダイレクト(メタリフレッシュ)を切ります。

これで、Googleクローラーから見れば、評価の高かったサイトが新たに新規30記事から再スタートしたことになります。

この30記事はあくまで目安ですが、たった数記事でドメインを再起動すると、せっかくのドメイン評価を落としかねませんので、ある程度まとまったコンテンツ量を確保してから再スタートするのが無難です。

後は、下書きに戻した旧コンテンツの中身をコツコツと書き換えては公開していくだけです。

なお、中身の書き換えは、テキストはもちろん画像も旧コンテンツとは全て変え、引っ越し先のコンテンツと重複コンテンツにならないようにしてください。

コツは、引っ越し先のコンテンツは見ずに、ゼロから新規で書くようにすることです。どうしても引っ越し先のコンテンツを見てしまうと、似通った内容になってしまいますから。