アドセンスの自動支払い保留中の原因と対策|2018年11月は世界規模で遅延トラブル


グーグルアドセンスの支払いは、だいたい毎月21日に「最近のお支払いをご確認ください」みたいなメールが来て、日本のカレンダーで一営業日以内に支払いが行われます。
ウチのメディア群で使用しているアドセンスのアカウントでも、もう、三年以上、滞ることなくこの流れで毎月の入金が行われてきました。

が、2018年11月27日現在(日本時間)、まだメールも届いてないし、もちろん入金もされていないという異常事態になっています。

アドセンスの支払いが遅延した場合の理由と対策についてご紹介します。



■最初に確認すること

●まずは支払い履歴を確認


あれ?アドセンスが支払われないな、おかいな、と思ったら、まず確認したいのがグーグルアドセンスの自分のアカウントのホームページです。

僕も、実際に確認してみました。

2018年11月21日から、自動支払いが保留中となっています。

ちょっと、ビビりますね。僕も、相当焦りました。

●アカウントのポリシーセンターを確認


続いて、同ページの「アカウント」→「ポリーシーセンター」で自分のアカウントが何かペナルティーを受けていないか確認します。

僕も確認しました。

大丈夫そうで、ちょっと安心しましたが、だいたいグーグルのペナルティーがらみは何日もタイムラグがあるものなので、まだまだ安心できません。

●実際に広告が表示されているか確認する

ポリシー違反などでペナルティーを受けた場合、通知よりも迅速に行われるのが広告表示の停止です。ですので、実際に自分のアドセンス広告が管理しているサイトで表示されてるか確認します。

僕も確認しました。

問題なく表示されています。

では、なんで支払いが保留・遅延されているのでしょう?

■アカウントでお支払いの保留が発生する理由


とても不安になってきたので、「アドセンス 支払い 保留」というキーワードで検索をかけてみましたが、一位に表示されているのがアドセンスヘルプの「アカウントでお支払いの保留が発生する理由」というページです。

さっそく開いてみました。

アカウントでお支払いの保留が発生する理由には、大きく以下の理由があるそうです。

・税務情報を提出していない

支払い住所先の国によっては、税務情報をグーグルに提出する必要がありますが、日本では必要ありません。なお、この項目はアドセンス審査通過後、あじめてアドセンスを表示・収益化する場合の項目なので、利用途中からアドセンスの支払いがストップした場合には関係ありません。

・お支払い方法を選択していない

支払先の銀行口座を指定していな場合ですが、これも最初にやることです。なお、初めての支払いのときは、グーグルアドセンスから確認のために数円の入金があり、その数字を送信して本人確認をする、という手続きがあります。懐かしい。

・住所の確認手続きが完了していない

これも、最初に行うことですので、利用途中にアドセンスの支払いがストップしたケースには関係ありません。ちなみに、初めてアドセンスをはじめる時は、審査通過後、PINコードの記入されたハガキがグーグルアドセンスから自宅住所へ郵送されてきます。

・コンプライアンスを理由としてアカウントのお支払いが保留となっている

その他、本人確認がとれていない状態ですが、これも利用途中にアドセンスの支払いがストップしたケースには関係ありません。

・保留を解除していない

アドセンスの支払いは、こちらの都合で保留することができます。多くの場合、会計年度末に収入を調整する目的で行われます。税率が大きく変わる金額、年収900万円ライン、年収1800万円ラインの瀬戸際にいる場合に、一時的にアドセンスからの入金を止めて、次の年に収入を持ち込むための手段です。

ちなみに、僕は支払いの保留設定はしていませんので、今回の支払い保留の原因ではありません。

・Russia Post(Rapida - post)を使ったお支払い方法をご利用の場合

これは、ロシアの話なので、日本では全く関係ありません。

・現在アカウントがプログラム ポリシー遵守に関する審査を受けている

アドセンスをメインの収入源とするブローガーやメディア運営者にとって、一番怖いのは、これですよね。

僕も、めっちゃビビってます。

もちろん、ポリシー違反はしていないのですが、本人がしていないつもりでも、知らず知らずにポリシー違反になっていることは多々あるようです。

でも、グーグルアドセンスの場合、グーグル検索チームと違って、無警告、一発ペナルティーというのはあまりないそうで、ペナルティーを受ける場合は、事前に複数回警告通知が届くそうです。

アドセンスチームは、商売のパートーナーにけっこう柔軟ですからね。

僕のところには、いまだかって警告は届いたことはなく、現在も警告は届いていません。

なので、たぶん大丈夫なはず、でも、不安。

ちなみに、アドセンスのアカウントが、警告なしで一発停止は以下のようなケースのみだそうです。

①ポルノサイト(特に児童の)にアドセンスを掲載した。

いや、そりゃあかんやろ(笑)

②自己クリックを繰り返した

それもアカンやろ(笑)

まぁ、ちなみにこれ、間違えて自分のアドセンスを誤クリックしてしまう場合もありますが、そのへんは、流入数と自己クリックの比率などでちゃんと誤クリックだと認識してくれるそうです。

とはいえ、絶対に自己クリックはしてはいけませんよ。アドセンスのシステムを根底からダメにする行為ですからね。

■ツイッターで検索すると良い


アドセンスの支払いが原因不明でストップしたら、そりゃ不安ですよね。会社員でいったら、給料日に給料が支払われていないような状況ですからね。

そんな時は、グーグル検索よりもツイッター検索が最新情報が入手できるのでおすすめです。

僕も、ツイッターで検索しました。

すると、あるわあるわの大騒ぎ(笑)

どうやら、世界規模で2018年11月はアドセンスの支払いが遅延しているようです。

なんでも、祝日と感謝祭が重なって、アメリカは大型連休中のため、祝日があける26日(アメリカ時刻:日本では27日)を過ぎないと、支払いの手続きが進まないかも、という状況らしいです。

やっと、ここで一安心です。

というか、支払い手続きを完了してから連休に入ってよ、と言いたい所ですが、日本人とアメリカ人の感覚の違いかもしれませんね。

■最新情報はアドセンスへルプフォーラムでも確認できる


なお、それでも不安が解消されない場合、アドセンスのヘルプフォーラムで確認すると良いでしょう。

ここは、グーグルのなかの人は直接発言しませんが、アドセンス利用者のなかでも識者がいろいろと回答しているので、非常に参考になります。

ちなみに、今月のアドセンス支払い保留に関しては、22日から投稿が目立ち、27日現在でもまだ情報交換が活発です。多くの人が、まだ支払いされてないんですね。

ちなみに、ほぼほぼ、グーグル側の事情だと確信した情報がありました。

「先週金曜日メールで問合せしたら、英語で米国での月曜日に支払われるような主旨の返信がありました。」

あっ、辛抱できずに直接問い合わせた猛者がいました。米国での月曜日、と言えば11月27日ですね。

そして、こんな投稿もありました。

You Tubeについて、発表があったようです。

youtubeの支払いもアドセンス経由なので、ブロガー同様に支払いが遅延しているみたいで、ついにグーグルから公式発表があったみたいです。

Since 22 November, you may be experiencing a delay with your AdSense payments for the month of October. This affects some creators who are part of the YouTube Partner Program. We're aware of this issue and working to resolve it. You can check back here for updates on the progress of the fix.

翻訳すると、こんな感じです。

「11月22日以降、10月のAdSense支払いの遅延が発生している可能性があります。 これはYouTubeパートナープログラムの一部のクリエイターに影響します。 Googleではこの問題を認識しており、解決するために取り組んでいます。 修正の進捗状況に関する最新情報についてはこちらをご覧ください。」

結局、今回の支払い保留騒動は、トラブルみたいですね。

ここまで調べて、やっと安心しました。