生きるとは倒して奪うこと|人間の本質から目を逸らしちゃだめ

 

強化合宿から帰った息子と話しましたが、相変わらずJOCは心技体に厳しいようです。

息子のことは産まれた時から格闘家として育ててきましたが、小さい頃は周りの人たちとの思考の差異に、「自分の親父は頭がおかしいのでは?」と思ったこともあるそうです。

小学5年で強化合宿に初参加、日本代表コーチが開口一番、「この合宿に参加した全員は敵同士。練習といえ、隙があれば二度と戦えない身体にしろ。生き残るのは各階級一人。」とのお言葉に、真実に気づいたそうです。

以降、中学・高校・一般と強化指定選手として生き残ってきましたが、年々厳しさは増すばかりだそうです。

しかし、オブラートをとれば、一般の社会だって同じ。

会社の同僚・部下・上司、とりあえず手を組んでいるけど、経営が厳しくなれば、給与・賞与の奪い合い。

リストラでも始まろうもんなら、生き残りをかけた潰し合いですからね。

世の中というか、人間の本質なんてそんなもんです。

事業をやってると、よーくわかりますよ。

普通に、生きるためにシェアの奪い合い、負けたら「電車にGO」だってあるから、ほとんど殺し合いですよ。

ま、息子は小さい頃から本質を叩き込んであるので、厳しい世の中を生き残っていくでしょうが…

すっかり平和ボケした大多数が占める日本は、今後さらに国際競争で負け続けるでしょう。

だって、競合してるお隣の国は、経済競争で負けたら核攻撃で日本を焼き払うくらいのこと、普通に考えてますから。